2015年4月20日 星期一

少女病 - 不純不凍ディストーション

不純(ふじゅん)不凍(ふとう)(きり)虚数(きょすう)(かぞ)えた 作為的(さくいてき)(あお)()めた(こえ)
(はじ)まるこの物語(ものがたり)は ()少女(しょうじょ)()たVision―――――――

少女(しょうじょ)()まれ()ったその(ひとみ)は (れい)姿(すがた)までも(とら)えることができた
少女(しょうじょ)(てん)から 数多(あまた)死者(ししゃ)言葉(ことば)さえ()()(みみ)(さず)かった

一人(ひとり)きり隔離(かくり)されるように
(むら)から(はな)(たたず)不釣合いに大きな館(palace)
手入(てい)れもままならぬ(やかた)は (ふか)(きり)(おお)(すべ)てを拒絶(きょぜつ)して

Verdict of Guilty 理不尽(りふじん)審判(しんぱん)(くだ)された
(ほそ)否定(ひてい)声音(こわね)(ころ)されて
Not Guilty (だれ)理解(りかい)してはくれない ただ()きているだけなのに

悪霊(あくりょう)()き”と()ばれて(きら)われて
流行(はや)(やまい)天災(てんさい)も 少女(しょうじょ)のせいで()きたと(ののし)られ
(つみ)押し付(おしつ)けられていく日々(ひび)

それでも少女(しょうじょ)(なに)があっても 人々(ひとびと)(うら)みも(にく)みもしなかった

幼い頃(おさないころ) (いま)のように誤解(ごかい)をされてしまうまではずっと
普通(ふつう)()みたいに(せっ)していてくれてたことを(わす)れていないから―――――

Verdict of Guilty 不意(ふい)審判(しんぱん)(くだ)された
(ねが)(こころ)(さけ)びは(とど)かずに
Not Guilty (だれ)振り向(ふりむ)いてはくれない ()きていたいだけなのに

彷徨(さまよ)(まど)(まよ)(おとず)れるのは この()未練(みれん)ある無害(むがい)(れい)だけ
(なや)みを意味(いみ)(つみ)()()めて 冥界(めいかい)(やさ)しく送り出(おくりだ)

友達(ともだち)のいない少女(くーデリカ)繰り返(くりかえ)
(ちい)さな喪失(そうしつ)を ah…()()なく
いつかは(かれ)らも この場所(ばしょ)から(かなら)旅立(たびだ)っていくのだから

『ずっと一緒(いっしょ)にはいられない……。わかってる』
(さび)しさをah…()()んだ
けれどたまに(ゆめ)()てしまうんだ
(だれ)かと(とも)(くら)幻想(げんそう)を (うしな)ったあの日々(ひび)を―――――――