神話は
生まれ…
伝説は
語られ…
歴史は
唯記される──
嗚呼…
物語は
詠うように
紡がれ
続ける……
(Belle Isle)
死を
抱き
眠る
冥闇の
水面を
渡り
揺れる
焔…
その
灯火を
生命と
呼ぶなら →
言葉は
力と
成るでしょう…
光が
欲しくて
暗闇に
手を
伸ばす
目醒めを
待っていたのは
見知らぬ
世界
ーーそして
胸に
揺らめく
誰かの
笑顔を
抱いたままに
彷徨いながらも
進む
男は
行く
手を
遮る
霧を
薙ぎ
払う
絆憶い
出す......
廻る
回る《
緋色の風車》
綺麗な
花を
咲かせて
躍る
踊る《
血色の風車》
綺麗な
花を
散らせて
小さな
掌に
乗せた
硝子細工…
其の
宝石を「
幸福」と
謳うならば…
其の
夜の
蛮行は
時代にどんな
爪痕を
遣し…
→ 此れは…
終端の王と異世界の騎士達との
壮大な戦いの序曲である……
世界を喰らう《終端の王》
継ぎ接ぎされた《偉大な可能性》
太陽の《狂詩曲》騎士の名を呼ぶ……